長生きをすることは、ほんとうに幸せですか?

2017年に発表された日本人の平均寿命は、男性が80.75歳、女性が86.99歳です。

では、ここでクイズです。
20年前の1997年、そして40年前の1977年の平均寿命はいくつだったでしょうか?

正解は、1997年は、男性:77.19歳/女性:83.82歳。
そして1977年は、男性:72.69歳/女性:77.95歳です。

この40年間で、男性は8歳、女性は9歳以上も伸びているのです。

ちなみに、平均寿命というのは、その年に生まれた人の平均余命のこと。

私の母は今75歳でまだまだ元気ですが、母が生まれた1941年当時の女性の平均寿命は、なんと53.96歳。
その当時の計算だと、母は、今から20年も前に亡くなっていることになります!

さて、平均寿命が伸びたといっても、健康でなければ意味がないですよね。
皆さんは「健康寿命」という言葉をご存知ですか?WHOが作った言葉で、平均寿命から病気や痴ほう、衰弱などで介護を受ける期間を引いたものです。
人間が健康で活動的に暮らせる年月のことです。

現在、厚生労働省が公表している健康寿命の最新データは2015年のものですが、それによると、男性は70.42歳。女性は73.62歳。
ここで注目したいのは、平均寿命と健康寿命の差です。

男性は9.13年、女性は12.68年もあります。
病気や痴ほう、衰弱などで介護を受ける期間がそんなに長いなんて、驚きですよね。


12年もの間、心身に何らかの問題を抱え、健康ではない状態で、誰かの介護を受けながら生き長らえるなんて、本当に幸せなんだろうか?と疑問に思ってしまうのは私だけでしょうか?

平均寿命と健康寿命の差は今後、さらに拡大していくと言われています。
もちろん、健康寿命が縮むのではありません。平均寿命が長くなるのです。
そうすると、社会的には医療費と介護給付費の増大が問題になります。

私たち一人一人としては、人間として生きる幸せは何なのかという問題にぶつかります。
長生きするなら最後まで人間らしく尊厳を持って暮らしたいですよね。

 

そのために、今から注意したいポイントを三つ紹介しますね。

  1. 食事や睡眠などの生活習慣を整え病気を予防すること。
  2. 体力低下を緩やかに抑えるため適度な運動を行うこと。
  3. 脳の老化を緩やかにし、その働きを健康に保つこと。

 

 

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